アメフレックです。
冷凍空調の業界紙「空調タイムス」から取材を受け、記事が掲載されました。
空調タイムス 2025年9月24日号
掲載ページ: 11頁 (記事および広告掲載)
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~掲載紙面より~
「アメフレック 第二創業期幕開け」
商社機能の再強化・グループ連携追求
『アメフレック(社長=田村崇氏、本社・兵庫県尼崎市水堂町2─40─10) は今年6月20日、JPインベストメント・シグマ地域事業承継1号投資事業有限責任組合(以下=組合)から投資を受けた。創業より会社の運営・経営の中核を担ってきた前株主から組合が事業を承継。新社長には前取締役常務執行役員の田村崇氏が就任した。田村社長の指揮のもと、運営体制を見直し、組織全体で変革への取り組みを加速させている。田村社長が目下目指すのは商社機能の再強化とグループ連携のさらなる追求。今まさに、アメフレックは第二創業期の幕開けを迎えようとしている。
両輪成長によるスケール拡大を目指す
アメフレックは1936年2月5日の創業以来、日本全国で食品の安定供給と低温流通網を支えてきたコールドチェーン業界の草分け的な存在として発展してきた。同社を中核とするアメフレックグループでは、冷凍冷蔵・空調関連機器、断熱パネルシステム、店舗フード機器の販売と主に食品業界向けに空調換気設備、冷凍冷蔵設備、クリーン関連設備等の設計施工、メンテナンスを手掛ける。同グループの25年6月時の社員数は207名。25年3月期のグループ合計売上高は163億9千427万円。
アメフレックは商社機能を受け持つ機器販売本部と空調・換気・冷凍冷蔵・クリーン関連設備の設計・施工からアフターサービスまで一貫して対応するエンジニアリング本部の2本部制を敷く。90年近い歴史の中で基幹事業として支えてきたのは機器販売本部だが、現在のエンジニアリング本部の前身企業となるエス・ビー・プラントと資本提携を実現した05年以降、同社の商圏内で地場に根差す設備工事会社のM&Aを成長手段の一つと捉え、共立冷熱(本社・宮崎県宮崎市)、中冷山口(本社・山口県防府市)、ミックプラント(本社・福岡県大野城市)をグループ傘下に加え、エンジニアリング事業の売上を伸ばし、安定基盤を構築してきた。
同社が目下目指すのは商社事業とエンジニアリング事業の両輪成長によるスケール拡大。田村社長は「当社の基幹事業は機器販売本部が行う商社事業。私が入社した32年前はエンジニアリング本部やグループ会社もなかった。事業バランスによる人員異動や市場構造の変化で、商社事業の売上高が縮小した歴史もあるが、現在は上昇トレンドにある。今一度商社事業の強化を図り、将来的には両事業とも100億円規模のバランス成長を志向している」とする。
そのうえで「グループ連携をさらに追求したい」(同)と話す。具体的にはグループ会社間での人材交流、知識共有によるレベルアップなどを推進する一方で、各社の特徴を活かした相互補完を加速し、事業の継続的な拡大と発展につなげていく・・・
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